2013年5月18日土曜日

長崎をぶらり散策⑩ 孫文も来ていた「福建会館」

先ほど立ち寄った「土神堂」からさらに坂道を登っていくと、見えてくるのが「福建会館」である。名前から想像すると、福建地方から渡ってきた華僑の人々の同胞会館の様なものだろうと思った。案内板を見てみると、媽姐(まそ)神を祀る唐寺とある。明治元年に、福建省泉州出身者の方々によって創設された様だ。階段を上り、門をくぐるとまず目に入るのは、銅像である。ステッキをついて立つ紳士の名は「孫中山銅像」と書かれている。調べてみると、どうやら、辛亥革命で有名な孫文らしい。孫文と長崎の関係も深いものだった様である。長崎の実業家梅屋庄吉という人と親交が厚く、孫文は度々長崎を訪問していた。いま私が来ているこの「福建会館」にも、彼は度々足を運び、同胞華僑の人々としばしば語り合ったそうだ。















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