2013年5月18日土曜日

長崎をぶらり散策⑮ 眼鏡橋


興福寺を後にして、次に向かったのは、「眼鏡橋」。ちょうど、川に架かる橋の形が「眼鏡」のような形をしていることから、こう呼ばれる。橋の長さは22m、幅3.65m、川面までの高さは5.46m。日本初の石造りアーチ橋だ。先ほど訪れた、「興福寺」の2代目住職である「唐僧・黙子如定(もくす にょじょう)」という人が技術を伝えて作ったそうである。ここでも、当時はまだ日本には無かった技術を伝えたのだなぁと思った。先月、福岡・朝倉にある秋月の秋月眼鏡橋を見たが、実はこの眼鏡橋と関係があるのだ。秋月藩8代藩主黒田長舒(くろだながのぶ)は、長崎警備をしていたとき、この眼鏡橋を見て、当時、幾度もの洪水で度重なる橋の流失に頭を悩ましていた自藩の橋を、「洪水でも流されない橋」の手本として、採用し造らせたという事実がある。歴史の点と点が繋がる1つの出来事だ。


眼鏡橋のすぐ近くには、アイスクリームを売る移動式屋台がある。「チリンチリンアイス」と呼ばれる、昔ながらのシャーベットに似たかんじの、さっぱりした氷菓。




 

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