2013年5月18日土曜日

長崎をぶらり散策③ 巨大な観音像のある唐寺「福済寺」

先ほどの聖人殉教地から見える位置に、巨大な観音像が立っている建物がある。そこは、「霊廟長崎観音・福済寺」という、黄檗宗の寺院である。山号は分紫山。1628年(寛永5年)に建立され、崇福寺、興福寺とともに「長崎三福寺」、さらに聖福寺も加えて「長崎四福寺」に数えられる唐寺である。本寺の檀信徒には、福建省出身の華僑が多い。観音像は亀の形をした霊廟を台座として建っており、高さは18m(地上から34m)、重さは35tあるという。原爆で命 を落とした多くの犠牲者を慰霊するために立てられたという。内部には地球の自転を示す「フーコーの振り子」(長さ25.1mで日本最大級)が取り付けられ ている。このお寺も、国宝であったが、原爆によりその殆どを焼失してしまった。たった1つの爆弾が多くの尊い人名を奪い、そして私たちの祖先が大事にしてきた国の宝を一瞬にして破壊してしまったことは本当に残念でならない。本当に残念である。


亀に乗った観音様。「福済寺」(唐寺:中国式のお寺)
亀さんの上に、乗っているんです。観音様が。びっくり
原爆被災者と戦没者の冥福を祈って大雄宝殿跡に建立されたそうだ。




調べてみたら、元治元年(1664)に坂本竜馬と勝海舟が、長崎へ来たとき、ここに滞在したとのこと



                                                                 黄檗様式の天井

この下の地下に、フーコーの振り子がある









 

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